3号池はひとクセあり!発光路の森フィッシングエリア・2018釣行記 --潰しがきく+持ち帰り条件などで総合点は超高い管理釣り場

2022年1月6日発光路の森,釣行記

高い期待をもって挑んだ発光路でしたが、ある意味いろいろな収穫のあった1日でした。前情報と実際という2つの視点でお届けします。

前々から行きたかった発光路の森。情報が蓄積し、勝手に妄想で期待を膨らませていたのです。

目次

事前情報を集積するとかなりのポテンシャルのエリア

アウトドア系衣料品店の店員さんがフライフィッシングも嗜む方で、おすすめしていただいたのがこの発光路(ほっこうじ)の森フィッシングエリアでした。
シューティングヘッド禁止で、3号池というのが大物が出る、と。
さらに木の陰になってるところがいいらしい、と。

で、加えて、発光路の森のパンフレットチラシをアカサカでGETしました。

そのチラシでは、村田基さん監修の3号池がすごい、と。詳細なルールも判明しました(まあ、公式サイトでも載っていた内容ですが)

そしていずれ行こうと思っていたエリアだったのですが、どうしても場所が難点で、天候等のタイミングも合わず数ヶ月スルー。
ようやく釣行叶ったのが先日の10月頭(2018年)ということです。

発光路の森のデータ

http://hokkojinomori.livedoor.blog/

場所:東北道鹿沼インターを降りてほぼ道一本(途中、丁字路だけあり)。案内看板に従えば到着。
詳細は地図等をご確認ください。
DOCOMOは電波あり、auは電波なしの模様です。

オープン時間は時期によって違い、夏は早まります。
料金は1日券4500円で複数の料金体系あり。

特徴は持ち帰り制限で、50cm越えは1日券で2本までで、50cm以下は無制限(!)。
ブラウンとソウギョは大きさかかわらず持ち帰り禁止という感じです。

レギュレーション詳細は公式サイトをご参照。

発光路の森は池ごとに特徴あり

小さめの1号池、中くらいの2号池、大物ありの3号池、連続ミニポンドの4号池。
そんなような特徴ということに表記ではなっています。魚種も少しずつ異なるようです。

また、池ごとに「このあたりはルアー専用、フライ専用、平日はどちらでも」というようなエリア分けが細かくされており、その都度看板に従えば問題ありませんが、フライがどこでもできるわけではないのは注意。
実際行ってみると、たしかに池が隣接しているところではフライが入るとバックに人が立てなくなるのでやむなしという感じになっています。

実際の釣行をじっくり語ります……!!

少し長くなりますが、時系列で解説します。

忘れてたり飛ばしたりしていますが、要所は抑えます。

朝いち、一番乗りに。さっそく3号池へ!

結構人気のフィールドで平日でもある程度混雑するのは存じておりましたが、運良く当日は朝イチ一番乗りに。

猫にいざなわれ発券を済ませると、事前情報どおりの3号池の木の陰あたりに陣取りました。

結果から言えばこれが大失敗。ここよりもより4号池に近い側(上の写真だと左のほう)に陣取った常連組?が成果を挙げている感じでした。


私はwadonaでも通用した必殺ドライフライの改良型をさっそく試し、朝イチで一本上げることに成功。

なかなか良型のブラウンですが、続きません。
左手側に陣取った方々も決して爆釣というわけではありませんが、少なくとも我々よりは釣れているように見えます。
うーん、場所が悪かった。

どこに投げてもだめ。マーカーも厳しい。同行者は当たりすらなし。

朝、居着き猫をもっと可愛がればご利益があったかも?
なんて思いながら(本当は今画像をUPしながら思った)、手を変え品を変えやりますが、ダメ。

実は10時過ぎにペレットタイムがあるとのことで待っていたのですが、それも来ず、先に放流。
ペレットタイム無いのか?と思い、ついに3号池を諦め、2号池に移動。

すると、やはり魚影は左手側と、ルアーのみの右手側に集中していました。
これはひどい。

それと、必殺ドライフライでなんやかんやで良型・大型のブラウンを6本ほど上げることに成功しましたが、見えている魚影は全部ブラウンです。

そう、最初にお伝えしたように、ブラウンは持ち帰りNG。どうせあんまり美味しくないかもしれませんが、そういうからくりだったのです。

しかしルアーはもちろん、常連フライマンはマーカーで大型のマス(ヤシオマスが美味しいという前情報があったので期待してたのです)を上げてます。

なにかやり方があったのでしょう。小刻みな誘い、フライセレクト。
初見殺しだし、知りようがありません。過去の経験も生かせず。
むろん、私の経験不足ですので致し方なし。引き出しが多ければ、過去の成功例をもとにいろいろ試せたでしょうからね。

ああ、釣りたかったですね、大型のマス。
マーカーに1度だけ当たりがあっただけかなあと。その時は勝手知る常連のヒットシーンを指を咥えて見てたので、アワセられませんでした。
人のは見ちゃいかんというのはわかってるんですが、つい。

2号池は……チビしかいなーい

移動の最中、3号池の魚影を見て「あーあ」とやるせない感じになってましたが、あくまで大型ヤシオマスは諦めただけで、2号池の良型30~40cmに期待すればいいのです。
見ると、2号池もそれなりに太い魚影があるじゃないですか。これは期待高まります。
(なおモチベ激落ち君のため魚影を撮ってみたり、洗い場やレストハウスなどのあらゆる写真を撮ってみたりという気が起こりませんでした……)

しかし結果から言えば、釣れたのは良くて尺程度でした。まあ30cmという字面だけ見ればよしという感じでしょうか。
基本的にお豆のちびすけ君たちばっかりなので、これはもう超初心者向けのポンドだな、と。そんな感じなので、1号池もお察しでしょう。あえて1号池に行く理由はありませんね。
初心者の方には1号池、2号池は超オススメです。

フライフィッシングデビューの初心者におすすめな釣りやすい管理釣り場を教えます!【関東】

2号池の流れ込みはバックが取りづらいので要注意。というか、超短いタナでマーカー付けてロールキャスト、がベターかも知れません。
ドライでもロール。ロールで攻める。
あるいはアンダーハンド気味のキャストもいいでしょうね。
LOOPとOH&Dは最高です。

ほんとに2号池は何をやっても釣れます。超活性。

何がいいたいかというと、3号池で心折れても激混みしてなければ2号池・1号池に逃げられるのが発光路の森の大きな特徴、です。

ボウズは避けられますね。

ちなみに、2号池に移動した直後にペレットタイム。笑うしかないですね。
それでも3号池でマスが釣れてたかどうかというと……多分ブラウンだったな。

思い出したように3号池に戻ると、たしかに場所を選べば釣れる。でも……

2号池にちょっと飽きてまた3号池、今度は場所を考えて流れ込みにルアーマンがいないときに、フライエリアのギリギリのところから流れ込みにキャスト。
すると、必殺ドライフライでガバッ!
……でもブラウン!!!
鮭みたいな顔した立派な魚体ですが、ブラウンのみ。
ドライは、ブラウンしか出ません(笑)

引っ張りも試みましたが、そのときはチビニジくんが釣れました。
3号池はそのチビニジくんが唯一、ブラウン以外の釣果でした。

もう、ブラウンはいいんだよ~
といいつつ、他の釣り場だとブラウン出たら嬉しいので、ブラウンをドライで釣りたいならありでしょうね。

また、その現象(浮いているのはブラウンだけ)は10月だけ、という感じかもしれませんし、時期やら何やらが違えばまた変わってくるかもしれません。

とはいえ申し訳ないけどもう行かないかな……

猫好きなら猫目当てでもいいんですけどね。朝、居着き猫が出迎えてくれます。かわいいですよ。
あと、持ち帰り派としては流しがあるのはGood。2箇所あります。あと、ハサミさえあればいいんですが……。
スカリも貸出有料(200円)だし、スカリとフィッシュグリップとハサミは必須です。

あと、釣り場の足場となる岩に、スカリ用のリングフックが埋め込んであるので、その点は非常にGoodです。
考えられています。正直、ここまでちゃんとしているのは初めて。
川場FPですら、確かそのへんの大きめの石を使ったと思います。
岩も上手いこと一人ひとりのスペースを主張してて、嫌に距離を詰められることはなさそうです。

そういった点とか、潰しがきく(1号池・2号池に逃げられる)という点を加味しても、道のり・距離の問題と、3号池の辛さもあり、2度めはなかなかなさそうな釣り場です。
万が一朝イチ取れて今度こそ3号池のいい場所を取れたとしても、攻略の組み立てがしんどい。
ならば、赤久縄やボート釣り、冬季プールフィッシングのほうがまだ総合的に楽しめるかな、と。
今の所リベンジ熱はありませんが、もしかすると今後気持ちが変わってくるかもしれません。

良い釣り場なのは変わりないので、ぜひ足を運んでみてください。
自販機もあるので、飲み物は困りませんよ。
また、レストハウスのご飯も美味しいようです。私はご飯食べてるくらいなら釣りの時間に充てる派です。

……書いてたらちょっとリベンジしたくなってきたな。
なんというか、釣り人の、病気ですね。

2019-10-15追記:

残念ながら2019年台風19号の影響により釣り場全体が大きなダメージを負ってしまいました。記載の内容が今後再開後に役立つか定かではありませんが、応援の意味を込めてぜひ訪れましょう。

2022-01-06追記:

公式HPを見ると、3号池にご当地ニジマスを入れているようです。レアな大型を狙うスタイルは、黒保根というフィールドにも似ており、アングラーの増加も相まって、フライの居心地はなんとも言えないかもしれません。一発大物を狙ってみたい方は、ぜひ!