極太巨大なすれすれファイター達が待ち構える「わどな」はフライの聖地だった--! 「Fishing Bums, Wa Do Na」2018年10月釣行記

2022年1月6日わどな,管理釣り場,釣行記

事前情報で厳しさを覚悟しましたが対策できれば満足できるくらいには釣れます。そしてなにより、強烈な引きがたまらない釣り場です。

前週が「発光路の森」で微妙な思いをしたため、実績と確実な攻略法のある「わどな」でファイトを楽しもうということになりました。

目次

わどな未体験時の事前情報と前々回・前回釣行の実績

実は今回の記事での釣行が初めてではなく、2回釣行があります。単独と同行で1回ずつという感じです。

未体験時にはショップの方やHP、釣果情報等で「とにかくスレてる」と見聞きしていたので、かなり難しい釣り場だと覚悟していました。

一方で釣れればでかい、引く、とも聞いていたので、1本でも釣ってみたいというチャレンジ精神を掻き立てられます。

とにかく、完全に上級者向けだと思ってましたね。ですが、決して100%上級者向けというわけではなく、下手したらボウズ、ということもありませんでした。

イート派ですので釣行頻度は少ないかもしれませんが、悪くない釣り場だと思ってます。

初回釣行時(6月)

天気はピーカンからの曇りという感じで、午後から活性が上がりました。

用意したフライではかなり厳しかったですが、唯一、ミッジドライがポツポツ効いたので助かりました。

ドライは出るけどミッジ!それがわどなの特徴です。
(ただし他情報でテレストリアルが効くという話もあるので、一概にはいえません)

2回め釣行時(6月)

同行者ありの釣行。このときも同様の戦略で釣果を上げる一方で、必殺フライも考案できました。

さすがにオープンにできる情報ではありません。

厳しい中でマーカー等も試しましたが、結局はドライが楽しいし出やすいという感じです。

スレてても上は見てるんですよね。

2018年10月、今回の釣行記録。とにかく渋い!

平日の割に先行者ありでメインの流れ込みは抑えられていました。サブの流れ込み(上の写真では右側)と最奥の水車がポイントと判断し、同行者と分担。

結果的に両方でまずまずの釣果でしたが、感覚的にはスーパー渋ちんでした。

ベテランの方が午後からいましたが、いいときは30本くらい出るようなので、いいときに当たりつつ必殺フライを使えば相当釣れたんだろうなあ、と感じています。

また、どんどんお客さんが増え、自由にポイント移動できる感じではなかったです。

恐らくですが、私が一番数を釣りましたが(オーナーさんもそんなようなことを言っていました)、必殺フライを考案できたとはいえ渋いときは渋いんですね。まったく口を使いません。
たま~に、ひょいっと食ってくるやつがいるので油断はできないという感じですが、それも流れのあたり限定という感じ。

マーカーは1当たりのみ、引っ張りでは2バラシ。ダメダメでした。

ドライは本数はわかりませんが10本~15本でしょうか。満足できるビッグサイズは2本程度。

60アップがドライで出たのは興奮しましたね。最奥の水車で出ましたが、そこはオーナーさんいわく猛者だらけ。

それが14時すぎでしたが、腕が疲れてしまい、以降は同行者の支援とベテランさんとの会話に費やされました。
初心者の頃では考えられませんね。やめ時がわかったというか、満足ラインが下がったとか、いろいろ要因はありそうです。

ジャガーが出たのは嬉しい

よくわかっていないのですが、ジャガーを放流したのは間違いないです。

おそらくジャガーが釣れたんだと思います。ニジマス以外なのは間違いないです。2匹釣れました。

正直、ビッグ狙いなので嬉しいかというとそうでもないです(ましてや、オールキャッチアンドリリースですから)。

なんでも、大きめなのが4月に結構死んでしまったので、急遽こういったイロモノを入れたようです。
(ということは、6月初回釣行時点で大物が結構いなかったことに? それでもその時点のほうが大物は目立ったように思えますが)

攻略は場所にあり。場所ごとで違う戦略を用いるべし

釣行記としては、渋い中頑張って釣った。という一言に尽きてしまうので、攻略面を厚めにお届けします。

まず、わどなは大きくいくつかのポイントに分けられます。

第1ポイント

メインの流れ込みの恩恵を受けられるポイントです。フライでも2人くらいはその恩恵を受けられると思います。

ここはメインポンプの流れ込みで大量の魚影があります。

ミッジドライで結構釣れてくれると思います。流れがあるのでマーカーや引っ張りは難しいでしょう。

第2ポイント

メインのミニポンプとメインの水車の恩恵を受けられるポイントです。メインの水車はお客さんが来ると動かしてくれるので、動いて無くても大丈夫です。

ここもミッジドライが効くでしょうね。コントロールのある方は、ミニポンプの流れについた魚を狙うこともできます。

サブのポンプとその近辺ポイント

サブのポンプも、お客さんが来ると動かしてくれます。ここはほかのポンプや水車と違い、奥方向に流れが行くので、引っ張りが有効になります。
マーカーやドライでもOKです。ここも結構好きなポイントです。

それ以外の、上の画像でいうところの左側とか、メインポンプとサブポンプの間、サブポンプから奥の水車の間などは厳しい戦いになる可能性が高いですが、ドライを浮かべておけば下から「ぬ~」っと浮かび上がってきて食ってくれる魚もいるので、絶対というわけではありません。

最奥の水車を狙える2ポイント

太陽の向きにもよりますが、上の画像で言うところの左側のほうが圧倒的に釣りやすいと感じます。

残念ながら、どちらかに人がいるときは、無理にもう片方に入らないほうがいいです。トラブルのもとです。

フライは、流れに合わせたドライがいいと思います。水車の白泡に投げるとドリフト中に食ってくる可能性があります。

ただ、フライを見失いやすいですね。

この最奥のポイントは猛者マスが多いので、確かに釣りづらいですが、60アップというような大物は最奥にいる可能性が高いみたいです。

わどなは場所ごとに特徴と対策と攻略がある感じですね。

休日釣行でどうしてもいい場所が取れなかった場合は、マーカーやドライで粘り作戦か、以下のペレットタイムに期待しましょう。

大きな特徴は適宜のペレットタイム

わどなの大きな特徴は、オーナーさんによるペレット撒きです。

もちろんペレット撒き自体はどの釣り場もやっていますが、1匹の価値が違うわどなではかなりありがたいものとなります。

また、普段ずっと渋いわどなの魚も、ペレットタイムからその余韻くらいまでは急になんでも食うようになります。

ドライでも引っ張りでも、大概食ってくれます。狂ったようにスイッチが入る、という感じです。

このペレットタイムがあるため、ペレットタイム中にトイレに行っている、ペレットタイムで合わせ切れ、というようなことがなければ、ボウズはなく、最悪でもあの強烈なファイトが楽しめます。

2018年10月釣行時の渋いときは、5回くらい撒いてくれました。マスは塩対応ですが(かかれば神対応)、オーナーさんはサービス精神旺盛で非常に人当たりの良い方です。かっこいいです。

強烈なファイトの詳細。それは肘を壊す戦い

わどなの魚のファイトは、まず第一に引きます。引く力が半端ないです。

グイーンと走っていきます。

ドラグを締めすぎたり、ラインを強く引っ張ると、あっという間に切られてしまうでしょう。

そして、ある程度空気を吸わせて弱ったと思っても、また走ります。

大きいサイズなら、寄せては走りを2回は繰り返すでしょう。

そして肘がやられるのです。肘を酷使する職業の方は気をつけたほうがいいかもしれません。

やりとりの間の緊張は至福であり、醍醐味です。

ぜひわどなの魚の引きを味わってほしいものです。

なお、林養魚場というところの魚とのことらしいです(養魚場マニアではないのでわかりませんが、凄いようです)

わどなのデータ(住所、料金等)

公式サイト

名称:Fishing Bums, Wa Do Na (わどな)
住所:〒321-1264 栃木県日光市瀬尾3351

行き方:東北道宇都宮インターから日光宇都宮道路を通り、今市インターで降ります。
しばらく直進すると大谷川を渡る橋があります。

橋の先の分岐(「大谷向」の交差点)を左に折れ、以降直進でしばらく行くと到着。

今市インターを降りてからは分岐1回のみ。

営業期間:通年予定とのこと。定休日なしですが臨時休業やオーナーさんの寝坊(笑)あり。
営業時間: 6:00~18:00 (夏季は19:00まで)※4時半くらいから遊んで良いらしいですが、1度行って直接の許可を得たほうがいいでしょう。夏場はそれくらいじゃないとルアーは釣れないみたいです。
魚種はほとんどがスチールヘッド。時期によりジャガーなどのいろもの。サイズは抜群。太い魚のみ。不定期で林養魚場の魚を放流。

料金:1日4000円、半日3000円。ポイントカードを忘れずに。有効期限なし。1日券6回で1回無料!

ケータイはつながりませんが、風向き?によってドコモは通話も行けるくらいの電波が入るときもあるようです。

自販機はありませんがロッジで直接販売はしてくれます。

トイレ手洗い完備。ロッドは置いてますがオーナーさん釣行用の所有物でレンタルはありません。

フライマン、こんなにいたのか

わどなの特徴の一つが、フライマン率です。

ルアーの方はあまり見ません。ルアーは、攻略いかんでポツポツ釣れるんでしょうけれども、やはりミッジドライやフライの各種戦略のほうがいいんでしょう。

大物を求めるフライマンが訪れます。

なんというか、フライマンもいることにはいるんだなあ、と感じられる釣り場です。

2022年追記:残念!

しばらく釣りから離れている間に、どうやらこちらの場所での営業はCLOSEし、同名のわどなとして別の場所でオープンしたようです。より遠方になってしまって頭を抱えていますが、ぜひ行ってみたいんですよね。