2018年、もっとも安くフライフィッシングを始めるにはどんな方法があるのか考えてみた

2018年9月21日

何かとお金がかかる趣味、釣り。そのなかでもフライフィッシングは道具の単価が高いせいか、ひときわお金がかかると思われていることが多いように感じます。実際にはそうではないし、限りなく安くフライフィッシングを始めるにはどんな方法があるのか、ということを考えてみました。

目次

釣りの中でもフライフィッシングはお金がかかるというのは「まやかし」

釣り人のなかでも「フライフィッシングはお金がかかるからやらない」とか、「金かかってんだろうな~」と思っている人は一定数いると思います。
それは正直まやかし的な部分や、さじ加減の問題がありますが、イメージというのは致し方ないものがあります。
しかし釣りの中で比較したときに、フライフィッシングは決して高額な投資が必要というわけではありません。

フライフィッシングって釣りの中で一番お金がかかるの? 実はフライフィッシングは一番安上がりだった--! ほかの釣法と比較してみた

フライフィッシングを安く始める方法はいくらでもある!

最も安く始めると考えると、当然「誰かから一式もらう」ということになりますが、そういった要素は除外し、一応は全部自分で揃えるケースで考えてみます。
また、揃えたあとのキャスティング練習だったり、フライの結び方だったり、そういう点はまた別の初心者レクチャー記事でご紹介しています。

知り合い等のツテがなくゼロからフライフィッシングを始める場合

タダ、あるいは格安で譲ってもらうという手段がなく、ゼロから購入していく必要があるケース。普通の靴で楽しめる管理釣り場でフライフィッシングデビューするとして、アイテムごとに考えてみます。

服装

わざわざクラシカルな服装やベストを揃える必要はありません。普段着やスポーツウェアでOKです。帽子はあったほうがいいので、無ければ必要となります。また、偏光サングラスは必須です。可能ならストリッピングガードという指をガードするアイテムを用意したいところです。

  • 偏光サングラス(量販店で2000円程度、クリップ式は1000円程度。Amazonにもあり)
  • ストリッピングガード(量販店で500円程度。Amazonにもあり)

ベストやバッグ

釣り道具を持っていくには、当然ベストやバッグが必要となります。ベストになんでもかんでも入れるのは難しいですし、管理釣り場程度ならショルダーバッグスタイルが非常に楽です。

  • ショルダーバッグ(ピンキリ、店舗問わず2000円程度のもので十分)

タックル

もっとも意外に価格を抑えらえるポイントです。初心者向けのロッド、というようなテーマですとまた別となりますので今回は割愛。とにかく安く抑える方法というのが今回のテーマです。

まず覚えておきたいのは、フライフィッシングではリールというのはフライラインを格納しておくものに過ぎません。リールファイトが必要な大型魚を相手にする場合は、リールの機構も大事になってきますが、それでも超高額だから優れているというような他釣法のようなロジックは一切ありません。したがってリールは安ければなんでもいいのです。

ロッドに関しては番手が重要になってきますが、4番か5番と覚えておけばOKです。

  • ロッド(入手手段による)
    Amazon最安想定:3980円(ノーブランド品)
    ヤフオク、メルカリでの想定安価:5000円(ヤフオクで送料含め5000円以下の程度のものはあまりおすすめできない)
    タックルベリー等中古店での想定安価:4000円(送料がない分、どっこいになる)
  • リール(入手手段による)
    Amazon最安想定:3200円前後(「ロッホモア200A」がおすすめ。ノーブランド品と大差ない値段でちゃんとした品質)
    ヤフオク、メルカリでの想定安価:2000円
    タックルベリー等中古店での想定安価:3000円

調べてみてびっくりしたのがやはりノーブランド品ロッドの安さ。ここまで安いと自腹レビューもありかも……(笑)

ライン関連ですが、メインのフライラインに関しては消耗品である他釣法と違い何度も使えますので、コストパフォーマンスの面で優れています。ノーブランド品でかなり格安に抑えてもいいですし、個人的にノーブランド品は品質が気になるのでなるべくメーカー品がいいと感じていますが、メーカー品だとしても安価なモデルならそこまで高くありません。フライラインから先のリーダー・ティペットについては少数なら非常に安価です。

フライライン(種類による)
おすすめのメーカー品、Amazon最安:4200円前後(エアセルというライン)
ノーブランド品、Amazon最安:1000円前後

  • リーダー(5X9ft):300円以内(通販でも店舗でも価格差なし。おすすめはバリバス(モーリス)のほう)

  • ティペット(5Xもしくは0.8号):300円以内。銀鱗という東レの低価格ブランド。100均に0.8号があるならそれでもOK。

そして、このあたりを一式揃えた初心者セットというのも存在します。中華メーカー等が積極的に参入するようになって見かけることは多くなりましたね。
正味なところ質は微妙で、扱いにくいままフライフィッシングに嫌なイメージを持っていただきたくはないのが本音です。
もしかすると質もグングン上がっているかもしれないので、レビュー依頼でもあれば使ってみたいところです。余裕が出れば当然自腹でも。
初心者の方は仮に使うとしても「もっといいもの、決して高くなくても初心者でも扱いやすいものはある」ということは覚えておいていただきたいところですね。
今回はバラで揃える楽しみもあるということで割愛していますが、下の製品の場合だと、先に紹介した銀鱗のティペットともう少しフライがあればなんとかなりそうです。

フライほか小物類

もっとも大事なフライ(毛鉤)ほか必要最低限の小物類はこれくらいのものです。これらを揃えてしまえば、もうフライフィッシングデビューが可能です。

まずフライについてはどこで買うか、あるいは自分で作る(タイイング)か、ということになりますが、今回はもっとも安価に抑えて始めるのがテーマですので、それならばお試しや勉強の意味も込めて完成品フライを購入したほうがいいでしょう。
揃える種類については、釣り場の傾向によって変わってくるので、初心者デビュー応援記事を参考にしてほしいところですが、浮かせるドライフライは安定しないので、沈めて引っ張るフライを揃えるとして考えてみます。

  • フライ(入手手段による)
    小物と合わせてショップで買う場合の想定:10個計2500円程度
    ヤフオク、メルカリ:1000円程度
    Amazonの粗悪なセット:2400円程度
    フライボックスは100均の適当な入れ物(ピルケースやビーズケース等)でOKです。

ほかにもこのような小物が必要になってきます。

  • クリッパー(ラインカッター)
    小物と合わせてショップで買う場合の想定:800円程度
    Amazon最安:500円~1000円

  • 針はずし(ラジオペンチでOK)
    100均かAmazon最安:1000円程度

  • ランディングネット(釣った魚をすくうための網。管理釣り場で貸し出している場合は不要)
    Amazon最安:1700円程度

持っているものを流用したり、Amazonや100均やヤフオク・メルカリ等のサービスを利用すれば、相当安価に抑えられることがわかります。
今回は釣り自体初めての方を想定しますが、ほかの釣法の道具があれば、クリッパー等いくらか流用できるものもあると思います。
こうやって安価に一式揃えて釣行あるいは練習してみて、フライフィッシングが合わないと感じれば、ネットやタックルベリーで売って辞めてしまえばいいだけです。
これだけ安く揃えられれば、なんだか管理釣り場の釣り代のほうが高く感じてしまいますね。

もちろんほかにも、タオルや日焼け止めやビニール袋等、思いつくものは持っていったほうがいいと思いますが、それくらい家にあるだろうとか、生活の他の部分と共通するようなものは割愛して考えます。

諸々勘案すると、もっとも安く抑えて15000~20000円ほどで始められます。道具をゼロから揃えても、この程度なのです。

今回は普通の靴で楽しめる管理釣り場での気軽なデビューという体ですが、長靴必須の釣り場だとこれに長靴が加わります。
そして、渓流やダム湖となるとまた話が変わってきますが、限りなく安価に抑えることは当然可能です。
渓流ですとウェーダーやベスト、追加で小物等が必要となりますが、安価メーカーやノーブランド品を使えば1万円もかかりません。ダム湖でエレキモーターを使う場合はレンタルサービスを使うといいでしょう。

持ち物と行動メモ

こうして揃えた道具をいざ釣り場に持っていくわけですが、いちいち記事をなぞらせるのも心苦しいので、持ち物メモとして別途記事を参考にしていただければと思います。

要不要は釣り場の状況で判断してください。

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どこにこだわりだすと高くつくのか

ちなみに、現代のサービスを利用するなどして極端に安くフライフィッシングの道具を揃えることは可能になりましたが、一方で、フライフィッシングはこだわりだすと高くつく趣味だというのは否めません。
具体的にどこにこだわりだすと高くつくのでしょうか。

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ともあれ、こだわりに差し掛かることは決して悪いことではありません。
ある程度お金と時間をかけてでも趣味を楽しむこと。それこそが人生のあるべき姿ですから。
もちろん、徹底的なローコストで「魚釣り」という趣味に触れ続けるというのも、またユニークな楽しみ方で結構だと思います。